2011年7月7日木曜日

ご冥福をお祈りします。

■「スケバン刑事」の和田慎二さん死去
http://news.nifty.com/cs/entame/showbizddetail/kyodo-2011070601000572/1.htm


ありえねええええeeeeeeeeee!!!!!!111 orz

最近ちょっと色々あって落ち込んでたが、止めにこれかよ。吐きそー。


繊細な絵と壮大な物語が大好きでした。

コミックは『ピグマリオ』しか持ってないんで、ファンとはとても言えない身だが、『ドーム郡物語』という児童小説の傑作がありましてね。俺の人生に影響を与えた本としては、5本の指に入る作品なのだが、その挿絵を描かれていたのが、和田先生でしたのよ。

本当に美麗でねえ。当時、まだ小学生。マンガといえばコロコロコミックくらいしか見てなかった自分には、まさに異次元の衝撃でした。繊細ではかなくて、でも強さを秘めていて。どうやって描かれたのか、どうしたらこんな美しいものが生み出せるのか、理解すらできませんでした。

『ドーム郡物語』を手にとったのは間違い無くこの挿絵がきっかけだったし、その世界にどっぷりと浸かる後押しになってくれたのも、この挿絵でした。人間に生み出せると思えなかったくらいの美麗な絵だったことが、あの小説の描いた世界をさらに魅力的にしてくれたんだよねえ。

女の子はまさに、天使のように可愛らしく、男はカッコよく。透明感と丸みを帯びた女の子たちのラインに対し、男達がなよやかじゃなく、ちゃんとゴツッとしてるトコがまた、いいんだよねえ。あ、ゴツッとしているというと、イラストの小物がまたいいんだ。イラストに出てくる小物や装飾物が、素晴らしく質感があって、説得力に富んでたんだよ。本当に「完璧な」絵だったなあ。

俺の根っこの3割くらいはあの小説でできてんじゃねえかな、と思うことがあるが、その時浮かぶドーム郡は、和田先生の絵と不可分。俺にとって、文章とイラストが一体で、『ドーム郡物語』なのである。それどころか、自分の中で「西洋ファンタジー」をイメージするとき、それは常に、和田先生の絵でした。

本当に、あの時あの図書館で、あの「絵」を見つけなければ、俺の人生は大きく変わってただろうな、と思う。新しい、素晴らしい世界を見せていただき、ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。


……竹本泉先生、悲しまれるだろうなあ。

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