2011年10月24日月曜日

ニュースメモ。

◆こんなの初めて見た! 砂浜に広がる一瞬の巨大砂アート
http://rocketnews24.com/2011/10/22/143396/?utm_source=feedburner&utm_medium=feed

現代アートとかよく分からんが、これは感激した。リアルで見てえ。あとフリーハンドて!

◆初音ミクとうどん県に行ってきた
http://hamusoku.com/archives/6252447.html

フェリーで行って昼うどん、夜キャンプっていいな。折りたたみ自転車で行こうかなあ。あと、色々行けていいな、この人。そろそろ新しい店開拓したい。

◆工場のミスで210cmのスリッパがぁ~~~っっ????????http://blog.livedoor.jp/hisabisaniwarota/archives/52115018.html

けっこう普通に欲しい。あと普通にイケメン。

◆山口県下松市の検診PRキャラ「ケンシンファイブ」が色々すごい
http://coffeewriter.com/111018.html

最初上杉かと思ったから、余計度肝抜かれたわ。

◆コスト削減のため裁判官のかつら着用ルールが廃止に アイルランド
http://www.excite.co.jp/News/odd/E1318727013897.html

まだやってたんか!?Σ(゚д゚lll)

◆苗字由来ネット
http://www.myoji-yurai.net/

すげぇ。あった。うち、ボチボチ珍しい苗字なのに。

トルコ東部で地震、500~1000人死亡か

■トルコ東部で地震、500~1000人死亡か
(読売新聞 - 10月23日 20:16)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111023-OYT1T00595.htm?from=y10

米地質調査所(USGS)によると、トルコ東部で23日午後1時41分(日本時間同午後7時41分)ごろ、マグニチュード(M)7・2の地震があった。

震源はイランとの国境に近いワンの周辺。ロイター通信などは、トルコの地震研究機関の話として、死者数は500~1000人規模に上る模様だと報じている。



えええええー!?

ワン行ったよ! 「ワン猫」って左右の瞳の色が違う猫がいるってんで、バス乗って! 中世の修道院が建ってるアクダマルって名の島がある「ワン湖」がめちゃめちゃキレイでねえ。途中のボートでボラレそうになったりしたが、楽しかったなあ。カメラ壊れてたから、写真ないけど。

だだっ広い荒野が広がり、小さな山でも夏に雪が残ってたりする過酷な土地なため、もともとあまり豊かじゃない。しかも主要民族がクルド人とあって(※注)、イラク戦争の余波で活発化した独立運動を阻止すべく、最近軍が駐留して締めあげてたとこだから、復興大変だろうなあ。心配。
※注……クルド人はトルコ、イラク、イラン、シリアの国境地帯に跨って住む民族で、3000万もの人口と独自の文化・言語を有しながら独立した国を持っておらず、世界最大の「国持たぬ民族」だと言われている。特にトルコでは建国時やイラク戦争時などに大規模な弾圧が行われたうえ、言語や文化を排斥する「同化政策」が強力に推し進められたこと、現在に至っても様々な差別・迫害があることなどからトルコという国に対し、非常に大きな不満と敵対心を抱いている人が多い。自分たちはトルコ人ではなく、クルド人だという誇りも高く、向こうで知り合った日本人の旅行者の人なんかは、なんの気なしにアタテュルクの話を振ったら「俺はクルド人だ」と憮然とした顔で言われた、って言ってた。(トルコではケマル・アタテュルクは建国の英雄としてすげえ尊敬されてて、彼を褒める話をすると通常トルコ人はものすごく喜ぶ)

東北の震災でトルコは援助してくれたし、個人的にも大好きな国なので、口座開いたらとりあえず義援金を送ろうを思う。早く口座開いてくれないかなあ。

あ、ちゃんと東北にも送ってますよ。でも今回はトルコー。

2011年10月18日火曜日

気になった記事。

◆CNN.co.jp:アップル共同創業者ウォズニアック氏、iPhone4S確保で列に一番乗り
http://www.cnn.co.jp/tech/30004282.html

 なんて言うか、ジョブズは遠くから見てるのがいいけど、ウォズニアックさんとは友だちになりたい。


◆球体に36個のカメラを内蔵した、放り投げるタイプの全方位パノラマ撮影カメラ
http://www.kotaro269.com/archives/51296254.html

 今、キングジムが出したインターバル撮影専用カメラ「レコロ」がすげえ欲しいんだが、これもいいなあ! 結婚式でブーケトスと一緒に投げたら、最高の記念写真が撮れそうだ! 結婚する予定、欠片もないけど!!

百鬼夜行の動画付き記事あったー。

取材に来てたの、これだったのかな?


妖怪がいっぱい「京都・一条百鬼夜行」 : 動画 : YOMIURI ONLINE(読売新聞):

'via Blog this'

2011年10月16日日曜日

秋の夜の夢。

 マイミクのなおさんに誘われて、京都大将軍商店街の百鬼夜行に参加してきました。もう、朝8時に無理やりお願いし、散髪に行ってから出撃したくらいの気合の入り方である。ちなみにその散髪のさい、オーナーからまたなんかすごい話が出たが、機会があれば話そう。ホント底知れねえなー。

 で、その「大将軍商店街の百鬼夜行」というのは何かというと、話せば長いことながら、大将軍商店街で行われる百鬼夜行のことなのである。完。


 ……で終わると怒られそうなので、ちびっとだけ語ると、古来より伝承に残る妖怪たちのパレードに「百鬼夜行」というものがございますな。年を経た器物の精が、妖怪となって深夜、徒党を組んで練り歩くというこの伝承。その通過するルートこそ、大将軍商店街の中を貫く「一条通り」だったという説があるのですよ。そして、その伝承を下敷きにこの商店街が妖怪をモチーフにした町おこしを始めたのだ。「妖怪ストリート」を名乗り、妖怪にちなんだ名物料理や装飾を展開。そしてそのハイライトとして企画されたのが、秋祭りにおける「百鬼夜行」行進だったのである。妖怪の紛争をしたウン十人の集団が練り歩くそのさまは、装束の圧倒的クオリティも相まって大人気となり、みごと多数の見物客を呼ぶ一大人気イベントとなって、現在に至っている。

 まあ、詳しくはここの「妖怪ストリートの由来」を読むがいい。

◆大将軍商店街 妖怪ストリート公式HP
http://kyotohyakki.com/web_0317/top.html


 この「百鬼夜行」は参加自由。むしろ、100体集まって練り歩きたいということで、最近ではボランティアを積極的に募集している。妖怪好きが高じて日本各地の妖怪検定をかたっぱしから打破し、三千世界に勇名を轟かせる”ザ・妖怪マニア”なおさんがそれを見逃すわけはなく、3年ほど前から毎年参加していらっしゃる。そのご縁で俺もお誘いをいただき、二年ほど前に太秦映画村で行われた百鬼夜行に参加。見事味をしめ、今回は二度目の参加となったわけなのである。


 そして、当日15時半。俺は一人、集合場所である子供文化会館に向かった。なおさん達は交流会に参加中とのことで、一人で受付を済ます。


「はい、ではお名前をお願いします」
「ええと、真。という者なんですが」
「……ありませんね」
「え? ああ! ネットのお知り合いの方が代表で予約してくださっているので!」
「ああ、そうなんですか。では、そのかたのお名前は?」
「……」
「……」


 し ま っ た 、 ハ ン ド ル ネ ー ム し か 分 か ら ね え 。


 なおさんの本名なんだっけー!?

「え、ええと! うわ、いや、あのその! 今友達交流会に行ってらして!」
「あ、ひょっとしてなおさんですか? ○○さんですねー」
「はい! その人です!!!」

 スタッフさんまじ優秀。お礼を申し上げて伏し拝み、俺は記帳して中へと入った。幸先の良いスタートだぜ、とうそぶきながら入場したその中は。


s-CA3I0698.jpg


 妖 怪 の 海 。


 地面に置かれた妖怪、妖怪、妖怪!! この中から、好きな妖怪を選び、本日の装束とするのだ。うわー、テンション上がるわー。カッパもいいし、天狗もいい! でもどうせなら、目立つのがいいなあ♪ どれにしようかな! とウロウロ見てまわる俺の目に、一つの妖怪が飛び込んできた。あれは、まさか! 二年前、このお祭りを観光客として見学に来たさい、大人気だった妖怪じゃないか! できるなら、アレ着てみたい! でも、スタッフさんとかが着る用の、スペシャルな奴なんじゃないかな? あーでも、着てみてー!!

 そう思った俺は、近くにいたメガネ美人のスタッフさんに聞いてみた。あの、あれを着てもいいんですか!?


「あれですか? 大歓迎ですよ! ちょっと重いですけど、首の筋力に自信があるなら、是非!!!」


 なんと、逆に歓迎されてしまいましたよ! そうかー、OKなのか。よし、じゃあ、君に決めた! 首の筋力に自信があるわけじゃないけど、頼むぜ、今日の相棒!


 見  越  し  入  道  。


s-CA3I0701.jpg


 首だけで1mくらいあって、超でかいのである。うひょー! テンション上がるー!!(*≧∇≦)ノシ


 しばらくして、交流会から戻ったなおさんたちが合流し、続々と自分の相棒達を決めていった。


s-CA3I0713.jpg


 なおさんとそのお友達&通りすがりの人。ちなみになおさんの基本コンセプトは「目が見えやすいやつ」だった。さすがプロ。見た目だけで選んだ俺とえらい違いだぜ!


s-CA3I0703.jpg


 なおさんが、交流会で仲良くなったという、おでんさん。仮面の下は、ちょっと庵野秀明監督に似た風貌の、知的イケメンであった。ちなみに、後に大学の後輩であることが判明し、俺の態度が5cm大きくなった。態度はでかいが、人間は小さい俺なのである。


s-CA3I0712.jpg


 なおさんのお友達である好青年、ミドウさん扮する赤鬼とツーマンセルで。ちなみにこの後赤鬼はちびっこたちになつかれまくって大人気。青鬼は横で「同じ鬼なのに! うらやましぃぃん!」と、嫉妬に打ち震えていた。関係ないが、横で写真を撮っていたなおさんの会社の先輩さん(居合やってる癒し系)は帰りの電車内で「三徳山三佛寺・投入堂」に行った経験を俺に話して下さり「うらやましぃぃん!」と、俺を嫉妬に打ち震えさせてくれたって関係ないですねそうですね。


s-CA3I0716.jpg


 同じくなおさんが交流会で仲良くなられたレイヤーさん。しまった、お名前お伺いしてなかったぜ! 衣装はなんと自作である!! ちゃんと実際の化け猫(ってのも変だが)の伝承を踏まえて製作されたそうですが、詳しく聞きそこねました。尻尾が七本あるっぽいし、佐賀・秀林寺の七尾の白猫かなあ? 何でもは知らないわよ、知ってることだけな委員長ちゃんじゃないことだけは確かだ。俺の写真の腕がイマイチなせいで申し訳ないが、この2万3千倍はお綺麗だった。あと、尻尾がもふもふ。尻尾がもふもふ。(大事なことなので2回言いました)


s-CA3I0711.jpg


 毎回、その周りだけ日曜朝8時な鵺様。立てばヒーロー座ればイケメン、歩く姿は主題歌付きであり、格好いいポーズを取るたびに悪い妖怪1体が消滅し、子供5人が歓喜し、女性10人が失神するというもっぱらの噂。


s-CA3I0714.jpg


 百鬼夜行の先陣を務める妖怪界のビッグボスぬらりひょん様。残念ながら孫は来てないようだった。


 ――などなど、これら超絶クオリティの妖怪たちが列をなして練り歩くのである。こいつぁ燃えるぜ!!


 その後、百鬼夜行で練り歩くコースを実際に歩きながら諸注意をうかがったのち、一旦自由行動の時間となった。焼きそばを食ったり、百鬼夜行の超絶有能スタッフ様であるコウノさん作の妖怪絵草紙の小冊子を買い込んだり、妖怪酒を買ったり、振る舞い餅をもらったり、ちびっ子が顔に妖怪ペイントをしているのを横から覗いたりしているうちに、ついに出発の時間がやってきた。


s-CA3I0708.jpg


s-CA3I0705.jpg


s-CA3I0707.jpg


 18時30分。うまく雨もやんだその瞬間が、我々の旅立ちの時であった。ぞろぞろと多種多様な妖怪たちが子供文化会館から現れ出ずるなか、俺はしんがりを仰せつかった。理由は簡単。遠くからでもよく見えて、「あそこが最後かー」とスタッフさんに分かりやすいからである。スタッフにやさしい妖怪、見越し入道なのである。

 見越し入道の仮面は、意外とハードである。熱い空気がこもり、息はし辛い。視界は首筋の細い窓から漏れ見えるわずかな空間だけだ。その小さな窓から見える景色をたどり、必死で先を行く俺を、赤鬼・青鬼が先導してくれた。なんていい鬼たちであろうか。優しい鬼コンテストがあれば、「泣いた赤鬼」by浜田廣介の赤鬼・青鬼もぶっちぎり、優勝間違い無しのイケ鬼達であった。

 隊列はゆっくりと進み、ついに商店街の中へ入った。


 ――その瞬間。


 うわん!と歓声が上がった。道を、人が埋め尽くしていた。老若男女、様々な人達が、すし詰め状態で隊列を待ち構えていた。オレンジ色の街灯の明かりを切り裂いて、無数のフラッシュがまたたく。大人たちが歓声を上げる一方で、ちびっ子達の泣き叫ぶ声が聞こえる。その阿鼻叫喚の喧騒の中で、しかし観客は一様にキラキラとした目で妖怪たちを見つめ、一様に一つの言葉を発していた。


「なにこれ! すごい! すごい!!!!」


 そうでしょう! すごいでしょう!! 得たりとばかりに、俺は仮面の下で破顔した。この衣装のクオリティ! 百鬼夜行にかけるスタッフさんと参加者の熱気! すごいんですよ! いや、俺は何もしてないけど!!

 こみ上げる笑を押し殺しながら、俺はうっそりと歩を進めた。予想通り見上げ入道さんは大人気で、写真も撮られまくりだった。ちょっとしたスター気分である。300mほどの道を1時間かけて練り歩く夜行はすごくのんびりした行程のはずなのに、楽しい時間ほど早く過ぎるもので、「なんだこれ!? 首ながーい!!」とカメラを向ける人達に、ある時は立ち止まり、ある時は近づいて脅かし、ある時は一緒に写真を取ったりしているうちに、夜行はあっという間にその終わりの時を迎えた。最高の、一夜であった。


 今、家に帰って振り返ってみるが、いや、ほんとうに楽しかった! 皆のあの喜びの顔と、熱気が忘れられません。まさしく「めくるめく」という言葉がぴったりの、幻のような一夜でした。

 計画し、ご苦労されたスタッフ様、本当にご苦労さまでした。あと、今回は夜行中に邪魔するわんぱく小僧どもがいて大変だったんですが、京都プロレスの方が叱ってくださっておとなしくなったそうです。素晴らしいぞ京都プロレス! 今度見に行きます!!(本気)


 いや、楽しかった! 誘ってくれたなおさん、ありがとう!


 ――また行くぜ!!


s-IMG_5967.jpg

2011年10月14日金曜日

リアルToLOVEる。

 先日仕事をしておりますと、後ろから女の子が駆けて来て、「これ」と、そっと俺にお手紙を渡してきたのですよ。

 なになに!? ラブレター!? ついに俺にも春がきたか! いやあ、モテる男はツライなあ、とガサガサ手紙を開いてみますと。


s-A.jpg



 う ん 裂 け て た 。



 ぎにゃああああああ!!!!!


 2回目だよちくしょー。。・゚・(ノД`)・゚・。

2011年10月12日水曜日

ネタバレ感想。仮面ライダーフォーゼと「探偵はBARにいる」。

 仮面ライダーフォーゼ面白いですなー。2週に一度、友人Oん家でケーキつつきながら見るのがなによりの楽しみですよ!(今、家に録画環境が無いので録れないのだ)




 テンポも良けりゃギャグも面白い。また、小さい伏線の貼り方がべらぼうに巧い。例えば今回見た第5話「友・情・表・裏」だと、大文字が主人公弦太朗を「トラッシュの中のトラッシュ」と呼んだのに対し、美羽が「それは”男の中の男”って意味かしら?」と言葉を返すシーンがあった。この「”男の中の男”って意味か」というセリフは、第一話で弦太朗が大文字に同じ言葉を投げかけられ、勘違いして返した言葉と同じだ。第一話の時はそのセリフを大文字の隣で聞き、バカにして笑っていた美羽が、今度は大文字に対し、同じ言葉を投げ返す。これにより、美羽の立場が逆転し、今は大文字の側ではなく、弦太朗の側にいることを表したのだ。

 また、美羽のいう「仮面ライダー部部長」という「自称」が、最初は反発されていたのに、彼女が当たり前のように指示を出し続けることにより、話が進むに従って受け入れられていくことで、彼女が本物の「クイーン」であることを演出したり、扱いづらくコントロールしづらい新スイッチ「エレキスイッチ」に、今回のメインキャラJK(ジェイク)を象徴させ、「エレキスイッチを受け入れ使いこなす」=「欠点の多い人間であるJKの人間性も含めて認め、友だちになる」ことのメタファーとしたり。あと、初めてJKに対して弦太朗が「友達だ!」と言い、友情のシルシをかわそうとした時、JKが途中でやめて不完全に終わったのに対し、第6話「電・撃・一・途」で本当の友情を結んだ後では、ちゃんと最後まで友情のシルシをかわしてみせたり。そういう小さな「仕掛け」が、それこそ無数に仕込まれている。

 本当に、中島かずきはいい脚本を書くなあ! 話はベッタベタの「王道」で、キャラもステレオタイプなものを使っているのに、それぞれになんとも深みがあって、「ドラマ」があるのは、そういうギミックやテクニックを駆使しているからなんだろうな。まさに「真正面から王道をぶつけ、そしてその上を行く」中島かずきの面目躍如。これから先が楽しみで仕方ねーわ。

 さー、次はどんなケーキ持ってくかな!(まだまだ友人Oん家で見る気満々)



 そうそう、1週間ほど前に映画『探偵はBarにいる』を見に行きましたよ。

 CMバンバンやってたのでご存知とは思いますが、『探偵はBARにいる』は大泉洋演じる探偵の物語でございます。


「札幌・ススキノ。この街の裏も表も知り尽くした探偵(大泉洋)は、いつものように行きつけのBARで相棒兼運転手の高田(松田龍平)と酒を飲み、オセロに興じていた。そこへ“コンドウキョウコ”と名乗る女から電話が……。

職業柄、危険の匂いには敏感なはずが、簡単な依頼だと思い引き受け、翌日実行。だがその直後に拉致され、雪に埋められ、半殺しの目に遭ってしまう。怒りが収まらぬ探偵の元に、再び“コンドウキョウコ”から電話が入る。その依頼を渋々こなし、自力での報復に動き出した探偵と高田は、知らず知らずのうちに事態の核心に触れていく。その過程で浮かび上がる沙織(小雪)という謎の美女と大物実業家・霧島(西田敏行)の存在。そして、探偵は4つの殺人事件にぶつかる……。

果たして“コンドウキョウコ”は何を目論んでいるのか。事件と事件のつながりは何なのか……。」
goo映画の同項より引用)



 面白かったんですが、これが意外にハード&バイオレンスな話でビックリしました。大泉洋だし、もっと軽い話かと思ってた。

 いや、大泉洋演じる探偵はお気楽で軽い感じなんだが、敵と、その所業がねえ……。途中、とあるダメ男が拷問されたり、大泉洋が痛めつけられたりと、この映画、暴力シーンがだいぶ多いんだが、それがもう、見ててすげえ痛そうなのよ。さらに、ダメ男の奥さんである罪もないおばさんが巻き添えで、なんの救いもない感じで殺されたりと、容赦がない。

 この作品シリーズ化が決まってるそうで、すでに続編の撮影が始まってるらしいですが、最後の敵が右翼の大物だとか、北方領土問題を悪用したヤクザの下部機関みたいな塾があるとか「これ、地上波放映できんのか?」とちょっぴり心配になってしまうギミック満載。さらにラストは結局、小雪が銃で敵を撃ち殺しまくって欝エンドだったりすることもあって、なんか心配になってしまいます。

 第一話みたいなもんなんだし、もう少し暴力を痛くない感じにして、さらにハッピーエンドにして、小雪そのままヒロイン化にしたほうが、商売上はやりやすい気がします。まあ、そんなことしたらこの作品の魅力がスポイルされて、駄作になってしまったことでしょうが。

 話は「老夫婦を部屋で拷問して殺しても捕まらないような奴らが、なんで霧島殺すときだけ、あんな迂遠な方法取ったの?」とか「なんで録音テープ持ってたごときで、あんな武闘派ヤクザがチンケなダメおやじの脅迫に乗って、お金払い続けてたの?」とか、色々疑問の湧いてくる話でしたが、それでもまあ面白かったです。それになにより、役者陣がね!


 探偵役の大泉洋。間が抜けているようで、鋭く強い。特に逃げてるシーンは圧巻。本当におもいっきり逃げてる感じが満載で、見ながらハラハラしまくれました。

 ヒロイン役の小雪。正直、小雪を「美人」と思ったことは一度もないので「絶世の美女」として扱われる劇中は、なんか見てて違和感感じてました。ところがギッチョン。最後の銃撃シーンがねえ。憎むべきかたきに対し、鉛玉をぶち込むそのシーンでの笑顔が、ただ素晴らしかったのですわ。歓喜というほど過剰ではない。微笑というほどかすかではない。ただ「満ち足りた」としか言えない、幸福そのものの表情を浮かべて撃ち殺す姿には鳥肌が立ちました。なんて素晴らしい女優なんだ。敬服しました

 あと、行っておきたいのは、狂気に満ちたヤクザの殺し屋を演じた高嶋政伸な! 正直、終演後さわさんに教えてもらうまで、高嶋政伸だと気づきませんでした。言われてみると確かに高嶋政伸の顔だったんだけど、それが目の前の壊れたヤクザとリンクしなかったんだよなあ。まさに怪演。あの作品の魅力の1/3くらいは、あの殺し屋の存在感だったと思うぜ。

 松田龍平の「ズレてる二枚目」っぷりも見事だった。女性ファンがまた増えやがるなちくしょーと思いつつ見てましたよ。


 アメリカン・ハードボイルドのようにタフでマッチョではないけれど、薄汚れた町で、それでも誇りと優しさを捨てず、口先一丁と度胸、それから少しの腕っ節を駆使して誰かを救わんとする「街角の騎士」。

 「携帯電話」ではなく「黒電話」の時代――80年代を思い出させる、ちょっとレトロな探偵譚でした。面白かった! 続編が、楽しみだぜ。できたら、次はもうちょっと暴力シーンが、痛くなさげだったら、ありがたいんだけれども。

2011年10月11日火曜日

どこ行く?

 この前三ノ宮まで出かけて行って、友人M&先輩Mさんと、カラオケやってきた。4時間、タイバニや荒川UBから始まって、新旧アニソンを楽しく歌ってきました。しかし、最近の曲は難しいねえ。あんだけTVで聴きこんだはずの曲でさえ(←OP・EDは飛ばさずに見る派)、サビ以外はだいぶ怪しいんでやんの。

 でも、楽しかった!


 その後は駅近くの居酒屋「DINING 和さびや」に移動。男3人、まったりと飲んでおりました。「DINING 和さびや」はその名の通り「ワサビ」をフィーチャーしており、「すりおろしたワサビを多種多様な調理でアクセントを効かせ、一風変わった料理に仕上がってます!」という居酒屋さんなのである。

 席に着くと、最初に出てくるのが生の本山葵と、鮫皮のおろし器。これで擦ったワサビは瞠目ものの美味しさで、あまり鼻にツンとせず、それどころか、奥に仄かな甘味すら感じるのだ。




 それを、出てくる料理につけるとあら不思議。どいつもこいつも大変美味しいのだが、それがさらにうまくなる魔法のワサビなのである。ウマウマ。


「鰹のたたきうめえええええ!!!」
「松茸の釜飯もうめえ! このおこげがたまらん!!」
「俺はこのビスタチオの天ぷらと結婚する」






そして。


「なにこの『アボガドとワサビのアイスクリーム』って。――ってぶひゃひゃひゃひゃ! マジでほんのりわさびの味がする!」
「えー? どれどれ(パク) ――ってぶひゃひゃひゃひゃ! 確かに!」
「ホントかー? ――ってぶひゃひゃひゃひゃ! 本当だー!!」

 と、食った奴皆が笑わずにはいられない『アボガドとワサビのアイスクリーム』、オススメです。




 あと、接客がすごく丁寧かつフレンドリーで、ものすごく心地よかったです。いいよこのお店。オススメです。おすすめするまでもなく、大人気らしいけど。

■DINING 和さびや
兵庫県神戸市中央区下山手通2-12-20 セゾンコート 4F
HP:http://www.ko-z.com/wasabiya/


「いや、楽しかったね。明日は三国志祭だし、充実した連休だなあ」
「楽しんでるな友人M君! 三国志祭って、あの鉄人がある商店街で?」
「そそ」
「いーなー。俺も行きてえ!」
「そーいや、三国志って言ったらさあ」
「どした真。?」
「『おジャ魔女はココにいる』って曲があるじゃないですか」
「ああ、♯の主題歌ね」
「あの曲名見るたびに横山光輝の三国志で、魏延が『わしを殺せるものがあるか』って叫ぶシーンを思い出すんだよね」
「は?」
「で、おジャ魔女が『ここにいるぞ!』って叫んで、ズバー!って魏延が切られるの! おれ、絶対このコラ、ネットにあると思うんだよね!」
「ねえよ!?」
「いや、あるって! 絶対!! 俺が考えつくようなことって、だいたい誰か考えてんだって! 前にAKB48って聞いて。それパロって水滸伝108とかどうだろう? SKD108――ってウシャシャシャシャ!!!(*≧∇≦)ノシ と思ってググってみたら、あったどころか、すでにグッズまで作られて売られてたもん!」
「こ、広大だな、ネットって……」


 まあ、それはさておき。


「22日どーします? どっか行きましょーよどっか!」
「真。君、飢えてるねえ」
「みんな日曜の酒蔵まつり行くんでしょーけど、俺その日仕事なんですよ! 前夜祭ですよ前夜祭!!」
「まー、別に前日入りしてもいーし、どっか行くなら付き合うよ」
「やったぜ! 前に言ってた西野水道行きます? 探検だー!!」
「やったら、竹生島行こうぜ竹生島!」
「おー。そーいや約束してましたな。いいね! しかし、船ってどこから出てるんかね?」
「ええと、iPadでググってみたら、長浜と今津から出てるみたいよ?」
「さすが先輩Mさん! さっきお店の子に『すごい! iPadだ! 敏腕サラリーマンって感じですね!』って言われただけはありますね!」
「その後、見てるのがmixiだってバレて、『可愛いですね☆』って言われたけどね!」
「じゃあ、竹生島と長浜観光にしますか!」
「いいですね! ほな、せっかくだし『けいおん!』列車乗りましょうよ、『けいおん!』列車!」
「えー? あれどこ走ってるの?」
「京津線じゃないですか? 山科から三条に繋がってるやつ。よし! じゃあ三条で集合してけいおん!電車乗って、そっから今津へ電車で移動。船で竹生島渡って見学後長浜へ。黒壁スクエアを観光しつつ飯食って、そっから豊郷へ移動。晩飯食って解散――ってとこでどうかな!」
「完璧です!」
「ようし、先輩M2も誘おう。ピポパポパっと。おー、M2ー、22日、一緒にけいおん!列車乗らないー?」


 と、完璧な計画を立てつつ飲んだり食ったり。23時頃帰路に着いたのです。


 が。


 帰って調べたら、「けいおん!」列車、京津線じゃ無かったよ! 石山寺と坂本をつなぐ坂本線だったよ! JRだったら、石山か膳所からしか乗り継げないよ! しまったー。

 と思ってたら、先輩Mさんが「JR膳所駅→(乗換/徒歩移動1分)→京阪膳所→皇子山→(乗換/徒歩移動8分)→大津京→近江今津→(湖西フェリー乗換)→竹生島→長浜→豊郷」ってルートを再考してくれたので、さんくす!


 ちなみに。


 先述した「おジャ魔女はココにいる」コラ、家に帰ってググッてみたが見つからなかった。なぜだ!? 昔の作品過ぎて、googleさんが探しきれないだけなんでしょか? 絶対あると思ったのになー。


 こ ー ゆ ー の 。










 絶対あるはずなんだけどなー。