2012年7月15日日曜日

グレート・オールド・ワン。


 アイロン台の送り先、実家にしてまった……。

 デケえよ! こんなん持ってチャリ乗りたくねえよ! まあ、アイロンまだ買ってないから、いいけど。買ったら持って行こう。

 部屋、ほぼ落ち着きました! メシ食ったりするダラけ部屋と(↓)




寝たり本読んだり書きもんしたりするダラけ部屋。(↓)




うむ、どっちでもダラけることだけは同じ同じ同じ(エコー)。


 あとは調味料と食材揃えるくらいだね。去年買った、オレンジページや主婦の友系のお料理の基礎本&簡単レシピ本が見つからないぜ!! どこやったかなー。


 新居といえば、よーやくHarupaの新店舗で髪切ってもらってきましたよ! うちのつれで知らぬものはいないと思うが、一応解説しておくと、Harupaとは俺の通ってる美容室のお名前である。

 完全予約制で、美容師はお一人のみ。この美容師というのが、元は南草津でカリスマ的人気を誇った居酒屋「つむじ其ノニ」のオーナーさんその人だったりする。もともと居酒屋の横で美容室もされていたのだが、数年前「男なら夢を叶えねばならん!」と一念発起。超人気店だった居酒屋を閉めて、信楽に移り住んでカフェを開業なさった。ただ、居酒屋をやってた店舗を知り合いに譲ったあとも、美容室だけは同じ場所でそのまま営業を続けておられたのだが、諸般の事情があって、この7月からついに美容室も信楽へ移転することとなった。毎度店舗に愉快な仕掛けを施すことで知られる方だけに「今度はどんな店舗を?」と注目を集める中、ついにオープンした新店舗がコレなのである!




 カッケー!!!!(*≧∇≦)ノシ

 紫を基調にした配色で、気分はヨーロピアン! アメリとかに出てきそうな雰囲気ですよっ! しかも、全開にできる窓や借景になっている外の風景、3mを超える天井とそこに穿たれた天窓など、前より少し狭くなっているにもかかわらず、むしろ広くなっているように感じる設計が絶妙。

 あと、写真には撮ってないけど、待合室もまたカッケーんだ。今回のコンセプトは「秘密基地」らしいけど、まさに子供の頃に憧れた「秘密基地」の大人版です。いやあ、楽しい♪

 そんなとこで散髪してもらいながらの話題も、また秘密基地にふさわしい内容で。


「うちの工事頼んでる信楽の”マーさん”いう爺さんがカッコ良くてですね、僕20代だったら弟子入りしてますわ!」
「へえ」
「そこ、石垣あるでしょ? それ、その爺さんが庭に転がってた石で作った」
「……は?」
「突然『水準器持ってるか?』言い出して『持ってへんよ!』言うたら『ほかほかー』って言うんやけど、これが『なんで持ってへんねん』ゆーイントネーション、バリバリ。美容師がそんなもん持ってますかいな!」
「信楽じゃマストアイテムなんですかねえ」
「それは無い――と思うんですけど。『ほな適当にやるわー』言うから『いや適当はアカンで!』ゆーたら、やっぱり『ほかほかー』ゆーて水準器持ってきてあっという間にアレ作りよった」
「ぶはははは!!!」
「んで『これ園芸業者に作らしたらウン十万取りよるで。でも、あいつらカッコつけんのが商売やし、大雨降ったら崩れよる。ワシのはどんだけ降っても潰れんで』ゆーてニヤリと笑いやがるんですわ」
「おおーカッケー!!」
「家の基礎もねえ。このまえの大雨ん時『山崩れとか大丈夫かねえ』ってマーさんと話ししてたら『お前んとこは山の入口やし危ないから、普通より高めにしてガッチリやったった。大雨降って家が流れても、俺の基礎はビクともせんで』ゆーて自信満々なんですよ!」
「おお! 職人の誇り!!」
「でも、仕事はガッチリやけど、約束は適当なんですよねー。この前もうちのより儲かる仕事があるからってそっち行きよったし。工期も6月末までの約束ちゃのにまだやってるし。気が向いた時しか来よらんし。まあでも、それがいいんですけどねえ。支払いも適当でこの前『はよ値段言うてもらわんと、工事終わってからやと困るで!』ゆーたら『おー、ほかほか。お前んとこ、何平米やったかのー』言うから『60やけど、俺●●万までしか出せんで!』ゆーたら『ほかほか。じゃあ、それでやるかー』言うたら一緒に仕事してた弟さんが『兄貴、そらアカンで!!』って大声で言ったんで『ああ、さすがにこりゃマズかったか。確かに破格値やしなあ』と思たら『消費税! 消費税貰わな! 税理士に怒られとんや!』って」
「弟さん、突っ込むとこそこかーい!?」
「とにかく、面白いんですわ。子供がそのまま大きくなったような爺さんたちでね、去年前の庭でプップーて鳴らしてるから出て行ったら、庭に杭が20本くらい打たれてて」
「ええ!?」
「で、その上に、20匹くらいの亀がひっくり返って載せられてますの。なんじゃこりゃあ!?と思って前見たらマーさん笑っとって『おー、すっぽん取り行ったら亀しか取れんでムカつくから、お前にやるわー』言うて高笑いして去って行きよった」
「イタズラってレベルじゃねえ!?」
「『おもろいもん見したるし来いやー』言うから行ってみたら、山ん中で仕留めたイノシシ解体してるし」
「ほう!」
「鶏も全部自分で潰して食いますしねー。ネイティブ・ジャパニーズ言うか、甲賀忍者とか、ああいうおっさんがやっとったんやろ、って思いますねえ。僕、今ケンカしても勝てる気しませんもん」
「ええ!? オーナー昔、空手の国体強化選手やった人んでしょ!?」
「いや、だって70超えて大岩ドカンドカン重機でぶっ飛ばしたあと、『今から玉ころがし行くんやー』言うて」
「玉ころがし?」
「ゴルフのことらしいです」
「なるほど」
「で、『せやけど、最近玉転がししてたら足が痛とうてのう』言うから『エエ医者紹介しよか?』ゆーたら『アホか! 医者がなんでワシの足の、ドコが痛いかなんか分かんねん! どこが痛いか分かんの、自分が一番やがな!』言うから『ほな、どうすんねんな!』ゆーたら『おー。そやさけ、板でこうやって足挟んでやな』『は?』『で、ここが痛かったらこっちのボルト締めて、あそこが痛かったらそっちのボルト締めてって、やったらエエて思うねん』て」
「……は?」
「で、僕もビックリして『マーさん、それ歩行の補助具自分で作るってことかいな!?』ゆーたら『おー、そやそやー』言うてやっぱり高笑いして、車乗って去って行きよった」
「……」
「あと、イノシシ撃つのももちろんですけど、解体の道具とか、全部自作です。鉄打って作りよんの」
「……」
「それで自分が倒した100kg超えるイノシシをガシガシバラして、ガツガツ食います。真。さん、勝てます?」
「 無 理 で す 」 


 ちなみに、そのマーさん、お茶淹れんのが凄まじくうまいそうです。あんまり美味いからオーナーが『これなんてお茶!?』って聞いたら普通の荒茶やったらしい。ギャップ萌えまで完備かよ!? ネイティブ・ジャパニーズ半端ねえ! その時代に生きてたら、3日と生きられない自信ができた!!


 タ イ ム ス リ ッ プ だ け は し な い と 心 に 誓 い ま し た 。

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