友人O夫妻に誘われて、『仮面ライダーフォーゼ×仮面ライダーオーズMOVIE大戦MEGAMIX』の映画観に行ってきたよ!
関係ないけど、仮面ライダー始まる前の『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』の宣伝PVに、自分でもびっくりするぐらいテンション上がった。だってギャバンが蒸着したり、ドルギランが空飛んでたりするんだぜ!? ぬおー! これは見に行かねば!
それはさておき、映画感想。
まず『仮面ライダーフォーゼ×仮面ライダーオーズMOVIE大戦MEGAMIX』。
↑劇場でもらったポストカード
『40周年を迎えた特撮テレビドラマシリーズ『仮面ライダー』の劇場版。五部構成で、世界征服を企む謎の財団と、フォーゼ&オーズをはじめとする仮面ライダー軍団との壮大な激闘を描く。』
(gooの映画の解説より)
という作品であり、この5部構成というのが、
突如天空から降ってきた隕石と、それに付着した謎の物質をめぐって7人ライダー(1号~ストロンガーまでの7人のライダー)が闘う「第一章 幕開け」
隕石によって時空が歪み、40年後の世界から戦いを好む残虐な仮面ライダーポセイドンがやって来る。ポセイドンは放浪の旅から帰国した仮面ライダーオーズを襲い窮地に追いやるが、かつての戦いで消滅したはずのアンクが出現し、再びコアメダルを使って戦う「第二章 仮面ライダーオーズ」
仮面ライダーWが風都で財団Xの目的を探る一方、7人ライダーが敵の罠にかかって捕らえられる「第三章 風都 暗躍する陰謀」
天ノ川学園高校で行われる文化祭の中、空から降ってきた美少女美咲撫子。撫子に一目惚れした如月弦太朗は、なぜかゾディアーツに追われる彼女を守ろうとする。その戦いのさなか、撫子も仮面ライダーなでしこに変身して……。「第四章 仮面ライダーフォーゼ」
フォーゼ、オーズ、Wが追っていた敵の計画の全貌が明らかに。彼らは一丸となって最後の戦いに挑む。「第五章 MOVIE大戦 MEGA MAX」
という構成になっておりました。
脚本はメインとしてフォーゼの中島かずき氏。仮面ライダーオーズ部分のみ小林靖子氏が担当するという形になっております。かたや超人気劇団『劇団新感線』の座付き作家として数々のヒット作を手がけた中島氏と、『侍戦隊シンケンジャー』をはじめ幾本もの人気シリーズを手がけ現在の特撮界をリードする小林氏という二大脚本家がタッグを組んだだけあって、笑いあり見せ場ありの、非常に気合の入った楽しい内容でした。元来特撮大好きの中島かずき氏だけあって、ライダー達が戦闘の前後に「見得を切る」シーンがツボを抑えてて大変格好よかったです。あと、女性陣のスカートの短さとカメラアングルがあざといこと、あざといこと。特に仮面ライダーナデシコはピタっとした衣装だけあって(以下略
それにしても、これといいグレンラガンといい大江戸ロケットといい、本当に中島かずき「空からやって来る純粋無垢なヒロイン大好きだなあ!」と思った。俺も大好きだ!!
ただ、いかんせんボリュームがなあ!
上のあらすじ見てもらったら、なんとなく分かってはいただけると思うんですが。なんと言いますか。
盛 り 込 み す ぎ て お 腹 い っ ぱ い 。
なのでありますよ! だいたい、2時間に盛り込まねばならない大人の事情による「縛り」が多すぎんだよなあ。
主役だけでオーズ、フォーゼ、Wの3組があって、それぞれにドラマと見せ場がないといけない。
彼らを支援する「7人ライダー」は、”伝説(レジェンド)”としての威厳をもたせ、思い出補正の強いおっさんを満足させるためにも、それなりに活躍させねばならない。でも主役は現行のライダーたちなので、あまり活躍させすぎてもいけない。
子供が主ターゲットなので、飽きさせないように戦闘シーンはバンバン入れなければならない。
今やってるシリーズ(フォーゼ)の「今後」にからむシーンも入れなければならない。
かてて加えて、今回は映画の中に仮面ライダーオーズのアフターストーリーを丸々一本、組み込んでいるのですよ。
それが「第二章」なんですが、これ、オーズのアフターストーリーとしては、すごくきれいにまとまった佳作でした。ホント、これだけ取り出して最終話としてTVで放映してたら、オーズの評価がさらに3割増しになったんじゃねーの?ってくらいの。
ただ、「オーズ」の話として完璧に出来上がってるせいで、Wもフォーゼも完全に蚊帳の外。一応オーズのコアメダルを財団Xが狙ってるってつながりはあるんだけど、完全にオマケみたいになってるの。
そんな話を、贅沢にもTV1話分の時間、きっちり使って描いてるのね。 そ ら 時 間 足 ら な く な る わ 。
正直、7人ライダー削ってほしい。そしたらもっとオーズ、フォーゼ、Wの描写に費やせる時間が増えて、クオリティ上がったと思う。「おっさんが喜ぶだろー」と思っていれてくれてるんだろうけど、7人で敵アジトに策もなく突っ込んだ挙句たった一人の敵に返り討ちにあい「コアメダル」と「スイッチ」にされて監禁なんて姿見せられたら「……お前ら馬鹿だろ」って脱力するだけだっての! せっかくの中島かずきなんだから! もっと自由に腕を震わせてあげて!! みんなもそう思うでしょ!? と、終了後、熱く語ろうとして周りを見回してみたらですね。
幼 稚 園 児 の ち び っ こ ば っ か り 。
「楽しかったねー」
「うん、バリバリーって戦って!」
「あれ、Wゆーねんで。前のやつやねん!」
あ、うん。ちびっ子だもんね。
そうだよね。
そんなことどうでもいいよね。
格好いいライダーがたくさん出てくるほうがいいよね。
む し ろ お 前 が 退 場 し ろ っ て 感 じ だ よ ね 。
すみません! 自重します! 今後は自重します!!
見 に 行 く こ と 以 外 自 重 し ま す 。
待ってろギャバーン!! 若さってなんだー!!
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